毎年紅白歌合戦に奇抜な衣装(舞台装置?)で登場する小林幸子さんですが,1993年の衣装はホログラム6,000枚を使った物でした.1枚目の衣装がとれてその下に反射型の緑色のホログラム(ポラロイド社製)が付いていました.しかも,単純なラメではなく3次元像のホログラムで,ペガサスの像でした.波打つとき照明の当たる角度が変わるため,緑色から赤に色が変わったりしました.6,000枚ものホログラムは紅白終了後にどうしたのでしょうか?
2001年4月15日追記:この衣装(装置)の写真はFLASH '94年1/25号にカラーで掲載されました.この記事や関係者からの話によると,この衣装のデザイナーとホログラムを供給した日本ポラロイドは'93年6月から打合せを始めたそうです.FALSHの記事ではかかった費用が4億円とありましたが,これはちょこっと誇張だと思います.みんなをびっくりさせるために,衣装の詳細は極秘にされていて,ホログラムを使っているということも直前までは一切秘密だったそうです.それとマスコミのホログラムに対する認知の低さも手伝って,その後の記事でもホログラムと言うことはあまり前面には出てこなかったようです.あるマスコミはホログラムというスライドを使用したと書いてました.ビデオリサーチの調査によれば,この衣装を身につけた(装置に組み込まれた?)小林幸子は番組内の最高視聴率,55.6%を獲得したそうです.